
RangeをONの状態にすると、特定の図形のみを操作対象にする事が出来ます。
図1のような図形があった場合、緑色の図形のみを対象にして、青色の図形を外してみます。
先ず、図2にある「Range」のボタンを押下してONの状態にします。ONにすると茶色になります(図2)。
其々の図形に対してRangeの番号を割り振り、この番号によって操作対象にする図形を設定していきます。
図3にある「Select」は、現在選択している番号を示します。番号は1から連番で割り振られていきます。
「Total」はトータルの番号を表示し、「Object」はその図形の番号になります。
図4の図形は、全てデフォルトの番号である1のみ割り振られています。ここで新しく番号2をつくり、その番号を青色の図形に設定します。
新しい番号をつくるには、「New」ボタンを押下します。「Total」の欄に2が表示され、Rangeの番号は1だけでなく2もある事を確認出来ると思い
ます(図5)。
新しい番号(2番)を青色の図形に割り当てます。
青色の図形を選択して、「Object」欄に2を入力します。「Set」ボタンを押下する事で、青色の図形のRange番号は2になります(図6)。
現在選択している番号である「Select」は、1です。それに対して青色の図形は2なので、選択しようとマウスクリックしても選択出来ません。
(但し、「List」・「Select」ボタンからの選択は可能です。)「Select」が1ならば、1番を割り振られている図形しか選択できず、操作対象から
外れます(図7)。
青色の図形を選択したい場合は、「Select」を同様の番号である2番にする必要があります。
「Select」欄に2を入力して「Set」ボタンを押下すると、現在の選択番号を変更する事が出来ます(図8)。
上記では、番号変更に際して「Object」欄の入力から実行しましたが、Rangeパネルを用いることで複数個に対しても、まとめて変更出来ます。
「Range」ボタンを押下してパネルを展開します(図9)。
緑色の図形の番号を2に変更します。「Surround」ボタンで変更対象の図形を選択します(図10-1)。
「RangeNo.」欄に変更したい番号である2を入力します(図10-2)。「Set」ボタンを押下するで実行されます(図10-3)。
「Select」が2番で、青も緑の図形も2番なので、全ての図形が選択出来ます。
再度「RangeON」ボタンを押下すると、RangeがOFFになり通常に戻ります(図11)。
尚図形に割り振られた番号は、初期化されずに設定した番号のままです。